トマトは4月から初心者の放置栽培でも楽しめます。ポイントは6つ有り!

今年も庭にトマトを植える時期になりました。

トマトは夏の家庭菜園の定番ですよね。
我が家のトマト栽培も、もう10年以上続けている4月にスタートする夏の行事の一つになっています。

しかし、トマトの育て方には少々コツが必要なため「枯れてしまった」「実が赤くならなかった」「甘みが薄くて美味しくなかった」といった声も聞かれます。

ちょっとしたコツを知っていれば、放置栽培でも失敗なしでおいしいトマトを収穫できるのですよ。

そこで今回は、我が家のトマトの放置栽培の経験を書きました。ご参考になれば幸いです。

 

1.家庭菜園用のトマトのポイント

家庭菜園用のトマトといえば、
大きく分けると、ミニトマト、中玉トマト、大玉トマトがありますよね。

私のお勧めは 中玉トマト です。

理由は、個人的な見解ですが、
・ミニトマト:栽培は一番簡単でたくさんの実が収穫できます。でも小さくてなにか物足りないのですよね。
・大玉トマト:栽培は上手に作るのは難しく、私の放置栽培ではリスクを大きすぎますね。
・中玉トマト:このサイズになると食べた感があり、上手に実が収穫できると嬉しく達成感?が有りますよ。そしてその割には放置栽培でも地植えならリスクは小さいと感じています。

 

2.苗を選ぶポイント

ホームセンターに行くとたくさんのトマトの苗があってどれを買ったらよいか迷いますね。

ポイントは一つだけです。『 接ぎ木苗(つぎきなえ)を選ぶこと。』

同じトマトの苗でも実生苗(みしょうなえ)と接ぎ木苗(つぎきなえ)の2種類があります。

・実生苗・・・タネから育てた苗
・接ぎ木・・・野生種など丈夫な品種に栽培品種をくっ付けた苗  です。

一見すると同じように見えるのですが栽培においては雲泥の差が出ます。

接ぎ木苗のメリットは病気になりにくく、収穫量が多いこと。低温でも育ちやすいです。

連作障害といってトマトのようなナス科の野菜は毎年同じ場所で栽培すると病気にかかりやすくなり収穫量も減る障害が出やすいのですが、接ぎ木苗であればその心配はグッと少なくなります。家庭菜園は狭い庭に栽培するため(広い庭のご家庭の方ごめんなさいね)毎年同じ場所で栽培することになりますので、連作被害のリスク回避はとても重要です。
 
接ぎ木苗のデメリットは値段が高いことだけです。実生苗が100円前後なのに対し接ぎ木苗は200円以上となってしまいます。

繰り返しますが、家庭菜園を楽しむ初心者は接ぎ木苗一択ですよ。

 

3.苗を植えるときのポイント

『 地植えにして支柱を立てること。』
 
トマトをプランタ栽培で楽しむ人も多いですよね。トマト栽培は失敗が少ないのですが、プランタの深さが浅いと失敗しやすくなります。そのためお勧めしません。

単純に庭に穴を掘って、そこに野菜用の培養土を入れて苗を植えます。
植えたら、苗の横に180cmの支柱を立てておきます。初めから支柱で安定させると早く根付いてよく育ちますよ。たったこれだけでOKです。

 

4.放置栽培中はさらに3つのポイント有り

苗を植えたあと、基本的には放置して7月ごろからの収穫を楽しみに待ちます。

ズボラな我が家の放置栽培ですが、それにもさらに3つのポイントがあります。

面倒だと思いますが、かならず守ってください。

 

①水を与えすぎないこと

地植えの場合は、それほど神経質にならなくても大丈夫です。

土の表面が軽く乾いた状態でも、土の中がまだ湿っているのであれば、
水やりの必要はありません。

トマトの葉が少し垂れ下がって萎れたようになってから、
水を与えるくらいがちょうど良いです。

地植えは水やりを忘れても、少しぐらい多く与えすぎても、神経質にならなくても良いので放置栽培には必須ですね。

 

②わき芽かきをすること

わき芽は5㎝になるまでに摘みましょう。

■わき芽かきをする理由

トマト栽培において、
わき芽かきはとても大切な作業になります。
私の放置栽培で、最も気をつけていることです。

トマト栽培の基本は、主幹一本仕立てで実に栄養を送るように育てます。
トマトのわき芽をそのまま放置してしまうと、わき芽を伸ばすことに養分を使ってしまい、実がじゅうぶん育たなくなってしまうことがあります。

さらに、トマトのわき芽を放っておくと、葉がたくさん茂り過ぎて日当たりや風通しが悪くなり、病害虫の原因になったり実つきが悪くなります。

そのため、
わき芽は早めに、5㎝以内の小さいうちに取り除くようにします。

 

③摘心をすること

花房が5~7段までついたら、その上のところで2枚の葉を残して芯を摘んで成長を止めましょう。

■摘心をする理由

芯を止める作業を摘芯といって、生長するための養分が花や実にいくようになり、大きい実がとれます。

トマトは背丈が高くなり、次々と実を付け、生育に多くの栄養を必要とすることから、実がたわわになる後半の時期には生育に栄養の供給が追いつかなくなり、花が落ちてしまったり、よい実がとれなくなります。

そこで、花房が5~7段までついたら、その上のところで2枚の葉を残して芯を摘んで成長を止め、栄養分を実の充実に使われるようにしてやります。

 

5.まとめ

  • 家庭菜園用のトマト栽培には中玉トマト。
  • 家庭菜園を楽しむ初心者は接ぎ木苗一択。
  • 苗を植える時は、地植えで苗の横に支柱を立てる。
  • 水は与えすぎないこと。
  • わき芽かきをすること。
  • 摘心をすること。

トマトは初心者の放置栽培でも楽しめます。ポイントは6つ有り!

 

追加:2019年7月5日

このところ、毎日曇りと雨の繰り返しで、晴れがの日がなく、いやになってしまいます。

それでも、トマトは順調に育っていますよ。

まだ、毎朝5,6個程度ですが、次々に赤くなるので、トマトを取って朝食に楽しんでいます。

 

追加:2020年4月15日

トマトはゴールデンウィークの連休中に植えるのが我が家の恒例行事になっていました。ところが、今年は新型コロナウイルス騒動で家にこもる生活になっていますので、楽しみの前倒しということで、例年より2週間ほど早く、今日、トマトの苗を買ってきて植えました。

私と同じようなことを考えている方が多いのか、ホームセンターには野菜などの苗を求めるシニアが多くみられました。

早く新型コロナウイルス騒動が収まることを祈ります。

 

今日訪問していただきありがとうございました。感謝。

 

ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは。 私は、孫たちから「なお父さん」と呼ばれている関東の地方都市住人です。 『なお父さんのblog65』:65歳からより豊かに生きるヒント (日々の楽しみ、お金、生活の知恵、親のケア、独り言、ブログ運営)を発信していきます。  それでは よろしくお願いします。