夕飯のおかずは空心菜の野菜炒め
夕方のスーパーマーケットで、透明な袋に入った空芯菜を夕飯のおかずの材料として買ってきました。
小さなつぼみ
夕飯の支度を始めていた妻が、空芯菜を透明な袋から取り出した時に、茎と茎の間に小さな白いものを見つけました。
「あら、これ、空心菜の花のつぼみかしら?」との声に、私もついついキッチンに見に行ってしまいました。
今までに何回も何十回も空芯菜を買ってきたことがあるはずなのに、空芯菜に花やつぼみが付いているのを見たのは初めてでした。
私と妻とは、「あっ、本当だね。」で話は終わってしまいましたが、妻はやっぱり何かに気になったのでしょうか、花瓶を持ち出してきました。
空芯菜の小さなつぼみが、「花をさかせて!」と訴えているように妻は感じたのでしょうかね。
すでに、透明な袋に入れられスーパーの陳列棚に夕方まで置かれてあった空芯菜は、ちょっと葉はしなっぽくなっていましたが、花瓶に水を入れて、小さなつぼみの付いた葉っぱを、挿してあげていました。
葉っぱは、だらりとしており、やっぱり元気にならないかな? なんてブツブツ言っていましたが、ダメもとで明日の朝までは置いておくことにしたようでした。
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2日目の朝は、忘れ去られていました。
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3日目の朝
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朝起きると直ぐに、 「見て!見て!」と、妻の元気な声。
3連休で我が家にお泊りに来ていた娘の子供たちも、妻の声で一斉にバタバタと集まってきました。
小さなつぼみから、いつの間にか花が咲いたね!よかったね!と冷めた興味が無いような言葉のあと、直ぐにまたバタバタと行ってしまいました。
孫達にはまだ理解できない世界?
エネルギー一杯で元気な2歳、8歳の孫達には、私たち世代が感じる強い生命力のありがたさや感動は、残念ながら理解できないのでしょうね。それはそれで、若いエネルギは羨ましく素晴らしいことですがね。
感謝です
夕食のおかず用に買ってきた空芯菜、その中に偶然見つけた小さなつぼみ。一見気が付くことが無いと思われるこんなところにも、生き抜こうとする力強い生命力が秘めており、3日目の朝には立派に可憐な花を咲かせてくれました。
体調を崩してちょっと辛い状態の私を、元気づけてくれた空芯菜の小さなつぼみに、感謝です。