今年も庭に小玉スイカを植える時期になってきました。
我が家の小さな庭での小玉スイカ栽培はこの時期にスターする恒例行事の一つになっています。
しかし、小玉スイカの育て方には少々コツが必要なため「スイカの玉が出来なかった」といった声も聞かれます。
ちょっとしたコツを知っていれば、放置栽培でも失敗なしでおいしい小玉スイカを収穫できます。
そこで今回は、我が家の小玉スイカの放置栽培の経験を書きました。ご参考になれば幸いです。
1.家庭菜園用の小玉スイカ
スイカをまだ育てたことがない方は、やはり小玉スイカが育てやすくお勧めです。そして、その中でも、選ぶ苗は、育てやすく、甘くて果肉のシャリシャリ感があって美味しい「紅こだま」を選ぶことをお勧めします。
上:昨年8月に収穫した小玉スイカです。
2.苗を選ぶポイント
ホームセンターに行くとたくさんの小玉スイカの苗があってどれを買ったらよいか迷いますね。
ポイントは一つだけです。『 接ぎ木苗(つぎきなえ)を選ぶこと。』
同じ小玉スイカの苗でも実生苗(みしょうなえ)と接ぎ木苗(つぎきなえ)の2種類があります。
・実生苗・・・タネから育てた苗
・接ぎ木・・・野生種など丈夫な品種に栽培品種をくっ付けた苗 です。
一見すると同じように見えるのですが栽培においては雲泥の差が出ます。
接ぎ木苗のメリットは病気になりにくく、育ちやすいです。
接ぎ木苗のデメリットは値段があすし高いことだけです。実生苗が150円前後なのに対し接ぎ木苗は250円以上します。
繰り返しますが、家庭菜園を楽しむ初心者は接ぎ木苗一択ですよ。
3.苗を植えるときのポイント
『 地植えにして支柱を立てること。』
我が家には孫たちがしょっちゅう来るので、小玉スイカの丈は低いので支柱を立てておかないと直ぐに靴で踏まれてしまいます。注意喚起用の支柱です。
単純に庭に穴を掘って、そこに野菜用の培養土を入れて苗を植えます。
上、下 今年の小玉スイカ植え付け。
4.放置栽培中はさらに3つのポイント有り
苗を植えるときも、植えたあとも、ズボラな我が家の放置栽培ですが、それでも3つのポイントがあります。
面倒だと思いますが、かならず守ってください。
①水を与えすぎないこと
地植えの場合は、それほど神経質にならなくても大丈夫です。
土の表面が軽く乾いた状態でも、土の中がまだ湿っているのであれば、
水やりの必要はありません。
地植えは水やりを忘れても、少しぐらい多く与えすぎても、神経質にならなくても良いので放置栽培には必須です。
②つるの摘心そして整枝をすること
親づるは本葉5~6枚で摘芯し、第1節の子づるは摘徐し、他の子づるを4本残します。子づるの生長に合わせて絡みあわないように配置します。第2雌花までの孫づるは摘み取ります。各子づるの第2雌花が開花したら人工授粉し、着果が卵大の時、長卵形のものを2果残します。
芯を止める作業を摘芯といって、生長するための養分が花や実にいくようになり、大きい実がとれます。
③人工授粉をすること
地植えの場合、昆虫などにより自然に着果しますが、確実な着果のため人工授粉をしましょう。雌花が開花する朝9時頃までに人工授粉を行います。
上:昨年8月です。
5.お楽しみ(収穫)
下2枚の写真も昨年8月に収穫時の写真です。
今年もまた孫達と小玉スイカを取って、食べてと今から楽しみです。
6.まとめ
小玉スイカは初心者の放置栽培でも楽しめます。ポイントは6つ有り!
- 家庭菜園用の小玉スイカ栽培には、「紅こだま」。
- 家庭菜園を楽しむ初心者は接ぎ木苗一択。
- 苗を植える時は、地植えで苗の横に支柱を立てる。
- 水は与えすぎないこと。
- 摘心をすること。
- 人工授粉をすること
今日も読んでいただきありがとうございました。