【リボ払いクレジットカード】高齢者は絶対に使ってはダメ!

年金暮らしになったら、リボ払いのクレジットカードをつかっていないか確認することをすぐにしてください。

リボ払いのクレジットカードは毎月手数料を支払う仕組み:知らないとたいへんなことに陥ちます。

2010年頃からクレジットカードに大きな変化が生まれた。「カードで購入した金額に対し、支払いはは毎月均等払い」という夢のような?クレジットカードが生まれました。

さらに、多くのカード会社は、「リボ払いで支払えばポイント5倍」など、リボ払いを推奨するキャンペーンを展開しています。

美味しそうに見えるものには毒があるのが世の常ではないでしょうか。(私の疑い深い嫌な性格のせいでしょうかね?)

今回の記事はとくに年金暮らしでクレジットカードを持っている人に対して書いています。
この記事で不幸になる人が減るお役に立てれば幸いです。

 

1.リボ払いとは

リボ払いは、利用件数・金額にかかわらず、毎月の支払額が一定になる支払い方法です。仮に10万円の買い物をして毎月1万円返済する設定をした場合、始めに1万円返済されます。未返済額9万円に対して手数料が発生します。翌月は、未返済金額9万円から1万円の返済を差し引き8万円に対して手数料が発生する。こんな感じで未返済金額がなくなるまで手数料が発生する仕組みです。

普通のクレジットカードは、「1回」、「分割」、「リボ払い」 という選択があります。支払いの時に一括払いにするか、分割払いにするか、リボ払いにするかを決められます。多くのクレジットカードユーザーは、一括支払いを選のが一般的です。なぜなら分割やリボ払いでは手数料が発生するからです。

しかし、最近はリボ払いでクレジットカードを使う人が増えており、さらに、自動的にリボ払いになってしまうリボ専用クレジットカードも増えています。

なぜかというと、このカードの場合は当然ながら手数料は必ず発生することはわかっていても、毎月の支払額が一定になるということや、ポイントが大きく付くなどの宣伝、そのデメリットをきちんんと理解しないで使う人が増えているのが原因でしょうね。

2.身近でもたいへんなことに陥った話を聞くようになりました。

ごく普通の年金暮らしのWさんは、あるとき 3万円の服を購入しました。

いつもならカードで一括払いですが、そのときはちょうどリボ払いのキャンペーン中。

「リボ払いにすればポイント5倍」の言葉に惹かれ、リボ払いで支払うことにしました。

月々の設定支払額は5,000円とした場合、初回支払額は5,000円+手数料、2回目の支払額は5,000円+手数料…… というふうに、支払いは滞りなく進んでいきます。

毎回手数料が かかりましたが、少額なので「消費税みたいなもの」と、特に気に留めていませんでした

そして、毎月の負担を抑えられることに味をしめたWさんは、その後もリボ払いを頻繁に利用するようになります。

1ヶ月後にまた3万円、2ヶ月後に5万円と、新たにリボ払いで買い物をしましたが、基本の支払いは5,000円+手数料です月々の負担が同じなので、自分の身の丈より多くのお金を使える錯覚に陥ったのか、月々の負担額があまり変わらないため、感覚がおかしくなってしまったのでしょう

そのうち、「手数料は総額でいくらになるのか」「今の利用残高はいくらあるのか」などのことも気にならなくなりました

そうこうしているうちに、あっという間にこの時の限度額である50万円に達してしまいました。

この時点で支出を減らし、支払いに専念すればよかったのですが、一度身についた買い物癖はなおりませんよね。

今度は別のカードで買い物をするようになってしまいました。支払いはもちろんリボ払いです。

そして、数枚のカードを限度額一杯まで使った末、とうとう支払いが滞るように。

いまやWさんは複数のカードの支払いを抱え、金策に奔走するようになってしまいました。

Wさんのようなケースはけっして珍しくはありません。一度陥るとなかなか抜け出せない蟻地獄のようなものですね。

いま、リボ払いの利用をきっかけに支払困難に陥る人が増えています

リボ払いを利用するときは、常に利用残高やトータルで支払う手数料を意識する必要があったのに欠如しているのですね。

3.リボ払いの重い問題

リボ払いの「重い問題」を考えてみましょう。

  • 利用残高が増えても変わらない支払額、そのため、月々の支払額が少額かつ一定なので、少しずつ金銭感覚が狂っていきます
    たとえば、3万円使っても10万円使っても20万円使っても、月々の負担額は設定額+手数料のままですから、財布のヒモがゆるくなる可能性は大きいですよね。
  • 年金生活者の場合、リボ払いの利用をきっかけに支払困難に陥って、銀行で土地や建物を担保にしてローンを組んで一括返済しようとしても、ローンを組むことはまずできないでしょう。(年齢と無職の壁は越えられない)
  • 65歳以上の年金だけのシニアは、現金を持っていないとカードの支払い困難に陥っても、対応処置が極めて難しことになってしまいます。

4.まとめ

  • リボ払いはどんな事情にせよシニアは利用しないほうが身のためである。
  • リボ払い金利は基本15.0%という高金利です。お金を預けると現在ほとんど0%ですよ。
  • こんな高金利を払って借金してまで買うものってシニアに本当にあるのですか?

シニアはクレジットカードを断捨離すべきか?

 

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