一般的なサラリーマンは定年退職時期が迫ってくると何を考えるでしょうか。
私の場合は、これからは人生は好きなことができる。何をしようかな。仕事のストレスから解放される。嬉しいな。
その後から・・・・・・お金が続くかなー? と不安になりました。
それから定年退職した今後も含め今まで10年近くの間繰り返し何回も必要なお金はどのくらいかを調べたり考えたり繰り返しています。
私たちの健康状態や余命、天変地異や世界情勢など不確定要素がたくさんありすぎて正確に数値をとらえることはできっこない。
そのことは正解ですが、やはり他人の考えも聞いてみたいおもいませんか?
私の考えている定年退職後に必要な資金はどのくらいかをお話ししたいと思います。
1.ネットや本でで調べた結果は
1億円、4千万円、1千万円、極端なものは必要なし等々、数値の幅が大き過ぎて分かったような、分からないような?
当然お役所等が発行している年金生活家族の生活費費等の資料等(意外と金額は低くそのため少ない年金でもなんとか生活できる)も参考にしましたが、我が家の場合はそんな数値では生活できていません。(そんなに贅沢しているとは思わないのですが?)
人により生活レベルや各種条件が大きく異なるため、自分の退職後生活の計画にあまり役に立っていないということがわかりました。
私はすでにリタイア生活に入っている3年ほどリタイア生活を経験してきました。
そして、どのくらいの資金があればそこそこ安心して過ごせるかが自分なりの考えが固まってきました。
自分の生活で判断していかなければなりませんからネ。
2.私たち夫婦の余命は何年?
平均寿命や余命は毎年のお役所の統計資料により開示されており、
現在65歳の人の余命は、男 19.57 女 24.43です。
出典:厚生労働省平成29年簡易生命表
私の両親はかなり前に亡くなってしまいましたが、妻の母親は95歳の今も元気に一人で自立した生活を送っています。
これらを考えると 大きな病気をしなければ90歳ぐらいまでは生きる事ができるのではいでしょうか。特に妻場合は。
これから考えて私たち夫婦は90歳まで生きると設定して試算してみたいと思います。
3.我が家の定年退職後の生活費
60~69歳の世帯 月27万9718円(年336万6616円)
出典:総務省「家計調査資料 平成30年2月現在」
我が家の昨年の家計簿では、
総支出で約40万円/月×12か月=約480万円/年 でした。
その中で意外と使っているのは、
夫婦のお小遣い5万円/月×2人×12か月=120万円/年でした。
このお小遣いの金額は苦しくて生活費を切り詰める必要があっても最優先で確保しようと夫婦で決めたものでした。
(妻曰く、定年退職後の生活でお小遣いも無くただ生活を送るなら生きていく価値なし。厳しい言い方ですネ。)
そんなことで、我が家の90歳までの支出額の合計は
480万円/年×25年間=1億2000万円 となります。
この金額は現状のそこそこの生活をするのに必要なお金です。
おそらく実際は年齢が進むほど生活費は減るものと思いますが計算単純化のために変わらずとしました。
しかし、家の修理や病気など将来のリスクのためのお金は含まれていませんのである程度の金額のアドオンが必要だと思います。
4.将来のリスクで出ていくお金を仮定する
これは想定することは難しすぎるので、
上記の1億2000万円の5%=600万円と設定します。
5.我が家の年金の受給額(収入額の概算)
私たち夫婦の年金による収入額は途中で金額変更はないと勝手に仮定し
約300万円/年×25年=7500万円です。
6.老後資金の必要額は?
1億2千万円+600万円-7500万円=5100万円となります。
これが老後資金の自分で用意しなけれはならない必要額となります。
4.最後に
いくつかのマネー雑誌や銀行関係者が「定年退職時に4000万円ないと破綻する」とか、「5000万円ないと老後貧乏になる」とか書いている大きな金額の老後資金のものも目にしますが、私の家庭の経験から導きだされたものはそれに近いものでした。
各家庭の条件により大きく違いますが、退職時に5000万円ほどの貯蓄があれば基本は毎年の赤字額は貯蓄を崩しながらつじつまを合わせていくことができ、ある程度豊かな老後を迎えられるというのが結論です。
この考えは定年退職後の生活を3年たった現在でも考えは変化していません。
しかし、我が家も含め多くのサラリーマン家庭は5000万円の資金を定年退職時までに用意しておくことはかなり厳しいのが現実です。
すでに定年退職者の生活に入っている私の場合、さてどのような手を打って日々の生活を過ごすのがベストなのでしょうか?
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