2016年に大ヒットした映画【君の名は】が2019年6月30日にTVで放送されました。
昨年だったか、TVで初めて放送されたとき、観ようと思っていたのですが、ついつい見逃してしましました。
ということで、今回は放送をビデオにしっかりと予約しておきましたので初めて見ることが出来ました。
シニアでも、世の中のトレンドを知っていたいし、マンガ好きなので、「世界中で人気になったアニメ」という触れ込みにも興味をもったわけです。
今回の記事はアニメーション【君の名は】を観て、若いときにマンガに熱中していたシニアが感じたことを書きました。
シニアの独り事ですが、もしよろしければばぜひ読んでいただければと思います。
初めからちょっと脱線しますが、
1. 私が夢中になったマンガ、好きなアニメ
- 鉄腕アトム、鉄人28号、エイトマン、巨人の星、キャプテン翼・・・小・中学時代
- タッチ、スラムダンク、、機動戦士ガンダム・・・青年期
- サザエさん、・・・壮年期以降
- 宮崎駿作品・・・最近
2.昔はマンガとアニメの区別をしていなかった?
・「動かないのが マンガ」
マンガ家が描いた、複数のコマ割りでお話を読ませる印刷物。主に書店で売っている。印刷物なので動かないし音も出ない。
・「動くのが アニメ」
たくさんの絵(動画)を使ってあたかも動いているように見えるのが特徴。音も出るしキャラクターもしゃべるのです。主にテレビや映画館で見られる。
しかし、シニアの私が小学生の頃は「アニメ」といういい方は一般的でありませんでした。テレビで放映される「鉄腕アトム」や「鉄人28号」もすべて「マンガ」と呼ばれていたと記憶しています。
なんでこんな話をしているかというと、
「君の名は」を観ているときに、ふと、過去に観ていたマンガやアニメと現在のアニメは全然違うなと感じたからです。
わたしのアニメ感は、マンガを動くようにしたものです。
アニメとして観ても、マンガ本として読んでも、同じ感動を感じることができる代物なんです。いまのアニメは・・・。
なんか、禅問答のようになってしまったので、昔の思い出話しはやめて、「君の名は」の話にもどします。
3.「君の名は」を初めて観た感想
絵が非常に綺麗ですごい(映画館で観るべきだったかな)、音楽が軽快、マンガチックなキャラクター(私の単なる感じです)、ストーリーの展開が早い。これが今のアニメなんですよね。
いまの若者はこういうアニメが大好きなんですよね・・・・・。
なんか、音楽にアニメのストーリが、どんどん押し流され、考えながら観るなんてことできなくて、あっというまに終わっちゃったという感じでしたね。批判をしているわけではありませんからね。
田舎の高校生の女の子と都会の高校生の男の子が定期的に入れ替わっちゃった! この発想は、昔、映画でみた大林宣彦監督の尾道三部作と呼ばれる「転校生」や「時をかける少女」の感じとダブるのですが、そう思うのは私だけですかね。
今のアニメは何重にもストーリーが複雑になっているので、よく練ってあると言うべきか、凝りすぎているというべきですか?
あまり考えないで観れば、「君の名は」、淡い恋物語のお伽話だと思った次第です。
でも、ストーリーに腑に落ちないことが多く、シニアは真面目に考えなが観てしまい、難しすぎて消化不良でした。
4.消化不良で気持ち悪いので、2回目を観た
さすがに、いくらシニアといえども、2回目は理解度がアップし、頭の中が整理されてきました。
この話を単純化すれば、
「女の子と男が入れ替わっちゃった!」 → 「入れ替わる毎の文通(日記)を続けるいちに相手が気になり始めました」 → 「流星が落ちてきて女の子が死んでしまう」 → 「そうはさせるか!と奔走し食い止める」 → 「女の子生存ルート」 → 「時を超えて2人は巡り合う」 → 「めでたしめでたし」
「最後には分かったのですが、女の子と男の入れ替わりには3年のズレがあったようですね。」
と言う感じの話ですよね。
最後の階段でのすれ違いシーンはなかなかよい描写でしたよね。
良い感じでハッピーエンド! でした。
5.さいごに
若者をターゲットとした、とても丁寧に作り込んだ良くできているアニメーションでした。
おそらく若い人たちにとってはちょっとこったラブストーリーなんでしょうね。
一方、シニアの私にとっては、頭の体操的な新感覚で楽しめました。
でも、淡い恋物語ならば、私達が遠い昔に異性に対する感じたモヤモヤ・ワクワク感や哀愁感的なものが、もう少し表現できたならば、大人ももっと楽しめるのかなと感じた次第です。
シニアの事なんか考えて制作していないよ。といわれればその通りなのですがね。