修理代車でお借りした「スズキアルト」に驚いた、そして・・・という話

事故をやってしまいました!

私の愛車「インプレッサスポーツ」の左側後部ドア下部をブロック塀の基礎で引っ掻いてしまいました。

こんな事故は運転免許をとって約50年、初めてです。

狭い脇道で、対向車が突っ込んできたので避けようとして避けきれずにブロック塀の基礎に擦ってしまったわけです。

エコノミー型車両保険のために、自損事故なので、自分の車の修理費は全額自腹です。

相手の車との衝突なら全額保険で修理できたわけですが、結果として自損事故になってしまったため、車の修理は自腹となってしまいました。

なにかやりきれませんよね。不満!!!


今回の記事の内容は、この事故や車の修理の話ではありません。

板金修理を出した時に、代車として「スズキアルト」をお借りしたときに感じた独り言です。
お付き合いいただければ幸いです。

1.「スズキアルト」に驚いた

① ATだと思って運転したら、MTみたいなATだった

Dレンジにシフトレバーを入れていつも通りに走った。どうも変だ!

走り始めて15Km/hぐらいで普通の車のATと同じ自動的に1速から2速に切り替わるのですが、やたら回転数が上昇し、丁度エンジンブレーキがかかったようなシフトチェンジ時の前へのつんのめり感がひどいのです。スムーズ感が全然ない。というより酷すぎる!

のろのろ運転ならギクシャク感は消えるのですが、やはりこれじゃ使えない、ほどには走りたい。

一時間ほど車の乗り方を色々と試していたら、このチープな軽自動車のすごいことに気が付いたのです。

Dレンジでアクセルをふかして走り出し、途中でアクセルを緩めると、ギアがそのタイミングでスムーズに2速に入る、2速でアクセルをふかして速度が35Km/hになったころ、途中でアクセルを緩めると、3速にスムーズに入る、同じようにしていくと4速、5速と嘘みたいにスムーズに変速していくのでした。

今度はやたら機敏に運転することができるのです。

イメージとしては、昔乗っていたMT(マニュアル)車のクラッチペダルが無い車ですね。


このような運転が慣れてくると、このチープな軽自動車はまるでスポーツカー?のようにやたら機敏で速い車に変身したのです。ビックリです。


あとから、YouTubeで調べてみたら、AGS(オートギアシフト)という、単純構造であるMTに+αの機構を追加した、簡易ATの車だということを知りました。

日本ではほとんどないもので、スズキがコストと軽車体重量を追求するめに採用したシステムだそうです。

運転にちょっとしたコツが必要で、MT車を昔乗っていたシニア世代は簡単に乗りこなせるようになり、とても面白い車だと思うのですが、AT車だけを乗っている最近の人には、失望をかうだけで受け入れられない車にですね。

私にとっては50年ほどの間に、13種類の車を乗り継いできたわけですが、初めて知ったギアのシフト方式でした。そして、運転の仕方によって、愚車がスーパー軽自動車に変身することと、こんな軽く、低コストの簡単AT方式が新鮮に感じ驚いた次第です。

② このチープなシートがなかなか良かった

もう一つの驚きは、軽自動車の中でもこれほ安っぽいシートは無いと思える一体型のチープなシートです。

当然軽自動車のシートなので、小さ目なのですが、ホールド性が抜群なんです。

このチープなシートでも私の知っているある値段の高い軽自動車のシートよりも高い実用性にも驚かされましたね。

③ スズキの軽自動車は青春時代の車の良さをもっていた

スズキの車は安い車とのイメージが昔から付きまとっていましたので、購入したことはありませんでした。

したがって、食わず嫌いで乗ったことがなかったわけですね。

今回おそらく、現在日本で一番安価の軽自動車アルトを6日間お借りして体験できたわけですが、なにか遠い昔に戻れた気がしました。

もっともっとチープな軽自動車でも満足しながら乗りまわしていた、お金は無くても大きな夢を持っていた18歳の青春時代へのタイムスリップですね。

2.人間はいつの間にか変わる

今回アルトと6日間、お付き合いした感想ですが、

いつの間にか、お金と引き換えに、いとも簡単に過度の快適さを求めるようになっていた自分をいました。

車の使命は、安全に人や物を移動できれば、それだけでよかったはずですよね。

それが、一人で乗ることが多くなっても、大きなエンジンや大きな車体、そして過剰な装備を求めるなど、贅沢になっていますよね。

贅沢は個人の勝手ですが、無駄に浪費しないように生きるのも、シニアになったらひとつの生き方です。そんなことを、そろそろ考えてもよいのではないでしょうか。

私の大切な相棒です【SUBARU インプレッサスポーツ】

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