今日は2月4日。もう少しで花粉症で苦しむ季節が始まります。
関東地方の最もメジャーなスギやヒノキの花粉症は2~4月がピークになります。悪いことに今年の飛散量は多いと予想されています。
ヤバそうです!
今日は河川敷をウォーキングに来ただけなのですが、もしこの時期から花粉症になってしまったら・・・・と考え、この時期ではちょっと恥ずかしいのですが完全武装で歩くことにしています。
私は花粉症歴30年の大ベテランですが、こんな早くから花粉症を心配したのは初めての経験です。 しかし、最近では新型コロナ感染防止でマスクをするのが常になっているので、花粉症のための重装備だとは誰も気が付かないでしょうね。
ジョギングやウォーキングを楽しんでいる花粉症の人にとっては、まだまだ憂鬱な季節が続きます。
そこで今回は、花粉症歴でも、悩まずにジョギングやウォーキングを楽しむための知恵をお話しします。
1.実は走っているとき、花粉症は気にならない?
ジョギングで走り始めて20分ほどたつと、体が温まり不思議と花粉症の鼻の詰まりや水のように流れていた鼻水といった花粉症の症状が軽くなり、気にならなくなります。 ただ、走り終えたあとすぐに花粉症の症状がまた始まってしまいますがね。
読者の皆さんはどうでしょうか?
このことは、どうも私だけの特異な体質ではなく、一般的なことのようですね。
これは自律神経の専門の先生方も述べているようですが。
自律神経とは、身体の免疫力を制御するもので、交感神経と副交感神経の2つから成っています。交感神経は、素早く反応して行動するために働くもので、身体が活発に活動する時に働いています。一方で、副交感神経は、身体の修復を行うために働くもので、睡眠中やリラックスしている時に働いています。
花粉症の症状が出るときには、この副交感神経が異常に興奮していて、身体の修復を行うために目や鼻、ノドの粘膜から消化液が過剰に分泌されています。しかし、ランニングを始めると、交感神経の働きが強まるので、花粉症の症状が一時的におさまるのです。
走っている間は快適ですが、問題は走った後にあります。ランニングを終えると、再び副交感神経の働きが始まるので花粉症が再発して、場合によっては更にひどくなることもあるようですね。
走れば花粉症が治るのなら嬉しいのですが、治るのとは違うようですね。
2.花粉症のジョガー・ウォーカーの知恵5つ
それでは、花粉症に悩まされずにジョギングやウォークを楽しむにはどうすれば良いのでしょうか? 具体的な5つの知恵をご紹介します。
① 花粉が少ないときに走る・歩く
朝少しだけ早起きして走りに行きましょう。
花粉は昼間の10時~15時に発生してピークを迎えます。なるべくこの時間は避けたいですね。朝や、帰ってから夜に走ったり・歩くのがおすすめです。
しかし、身体がしっかりと起きていないと、自律神経が乱れて花粉症の症状が強く出る場合があります。いきなり走り出すのではなく、体を軽くほぐしてよく目覚めさせてから走るようにしましょう。
② ツルツルした素材のウェア、メガネとキャップは必須
ランニングウェア: ナイロン等のツルツルした素材の薄手のウインドブレーカーは花粉がつきにくいのでおススメです。
メガネ: スポーツサングラスで良いでしょう。普通のメガネでも何もしない時と比べ、目に入る花粉量を3分の1に抑えると言われています。花粉防止のメガネでなくても問題無しです。
キャップ: ランニングキャップも花粉が落ちやすいナイロン等のツルツル素材がおススメです。
③ マスクを使用する
マスクをして走ると苦しいのでほんの一握りの人だけであまり見かけないですね。一方ウォーキングをしている人は多くの人がマスクをしているのを見かけます。吸い込む花粉量を減らせるので、花粉症対策にはおすすめの方法だと思います。
最近では、新型コロナ対策でマスクが当たり前になっていますので、花粉症対策と一石二鳥で苦しくてもマスクを着用する癖をつけましょう。
マスクをして走ると、吐いた息とくしゃみや鼻水でマスクがびしょびしょになってしまいますね。濡れてくるとだんだん息苦しくなるので、途中からはいつも外して、途中で人に会うと気配りををしてまたつけるの繰り返しです。そして、家に戻ってから目や鼻の洗浄を徹底的に行っていますね。
走るときにマスクをしていると苦しいですが、その分、心肺機能のトレーニングにもなるのでしょうかね?
ちなみに、ランニング用の専用マスクや立体マスクというものも販売されています。通常のマスクよりも息がしやすく、熱がこもりにくくなっています。新型コロナ以降簡単に手に入り易くなりましたので使い易いものを探して利用しましょう。
興味のある方はチェックしてみてください。スポーツマスクで検索すると、知っているのと違うマスクが見つかるかもしれません。
どうしてもマスクが苦手な方には、「鼻腔クリーム」(主原料はワセリン)も効果大のようです。
④ランニング後は花粉を室内に持ち込まない
日常生活でも言えることですが、走ったり歩き終わったら家に入る前に玄関前で衣服や髪をパタパタと払って、できるだけ家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。
家に入ったらすぐに、シャワーに入ったり、うがいや洗顔・洗眼・鼻うがいをして身体についた花粉を取り除くようにしましょう。
花粉症には自然でアナログ的な「鼻うがい」が効果的ですよ!
⑤ どうしても花粉症が辛くて走れないときには
無理することなく室内他のスポーツを楽しむのも一つの選択肢です。私は、こんな時は気分転換にもなるので市営の室内プールで泳ぐことにしています。
こんな時間も楽しいですよ。
3.まとめ
花粉症で苦しんでいるのに、ここまでしてジョギングやウォーキングに行くのと言われてしまいそうですが、ここまでしてでも走ったり歩いたりしたくなるのが元気なスポーツマンやウーマンですね。ぜひ自分に合った花粉症対策を行って、花粉に負けずに楽しみましょう。
そして、花粉症が辛すぎるときは無理をせず、お休みにすることも気分転換の良い選択になりますよ。
今日も訪問していただきありがとうございました。