江戸東京たてもの園に行ってきました。
私の住んでいる北関東の地方都市から普通電車を乗り継いで3時間、都立小金井公園の中にありました。
いつもよりちょっとばかり多くの時間を使って行ったけど、良かったですかと聞かれれば、なかなか良かったですよと答えますねー。
これが、妻と私の江戸東京たてもの園の評価です。
この記事でお話しすることは、「入園する前に知っておくと上手にここで過ごせる情報」と「ここで必ず訪ねたい建物についての情報」の二つです。
園内全体については下記にURLを貼っておきます。
1.入園する前に知っておくと上手にここで過ごせる情報
私たちは平日の11時頃入園しました。
意外と平日なのにシニアがたくさんいることに驚きました。
おそらく週末や祭日はそれに加えて子供から大人まで多くの人が集まり、この小金井公園やこの江戸東京たてもの園は一層混むのではないでしょうか。
ですから、シニア向けに私たちがここで感じたことをお役立ち情報として発信しようと思ったわけです。
① お昼ごはん
12時になってから昼食がとれる場所を探しては遅すぎます。
この江戸東京たてもの園はけっこう広いエリアですが、レストラン的な食べ物を食べられる場所は園内2か所しかありません。お察しのとおり、12時頃には満席になってしまいます。
私たちは入園して真っ先(11:30)に昼食をとりました。これが大正解! 食べ始めて10分ほどで入り口の外まで列が出来てしまいました。
それから、お弁当を外で買って、外のベンチで食べていたグループもいましたが、これも正解だと思います。お弁当は園内では買えませんから注意。
もしお昼が食べられなかったら、空腹状態でこの広いエリアを長い時間見て歩く力なんて、私たちにはありませんので大悲劇になるところでした。
② ボランティアさんによる園内ガイド
13:30から1時間程度のボランティアさんによる園内ガイドがあり参加しました。この園内ガイドはお勧めです。
大ベテランのシニアガイドさんに案内していただき有名建物の解説など、一段と深い話を聞くことができ充実した1時間でした(実際は1時間30分ぐらいの熱弁でした)。これが無料で参加できるなんてさすが都営ですね。
③ 茅葺き民家の燻煙の匂い
すこしマニアチックかもしれませんが、茅葺き民家では囲炉裏に火を起こし燻煙をたてています。この匂いが私にはたまらないのです。私は小学校時代まで夏休みには祖母の茅葺屋根の農家で過ごしたものでした。まさしくその時の匂いなのです。この匂いは私を60年ほど前にタイムスリップさせてくれます。
きっと同じ思いのシニアの皆さんが多いのではないでしょうか。この園にある茅葺民家では、いつも囲炉裏に火を起こして燻煙効果で防虫対策を図っているので、いつでもこの匂いを楽しむことができます。燻煙フェチは必見(必嗅?)です。
④ 65歳以上の料金
200円です。
さらに、毎月第3水曜日は無料です。
2.必ず訪ねたいお勧め建物
①三井八郎右衛門邸
あの有名な三井財閥家の邸宅の一部です。お金をたくさんかけて建てた邸宅ですが、正直このような豪華版の邸宅には住みたいとは思いません。でも、日本の超お金持ちがどんな邸宅に住んでいたのかは興味を持っていたので時間を多くかけてジックリと鑑賞しました。
②高橋是清邸
明治から昭和のはじめにかけて国政を担った高橋是清の住まいです。
彼は2.26事件の時暗殺されてしまったわけですが、この現場になった彼が寝室として使っていた書斎・寝室も見る事ができます。歴史の重みを感じることができました。
③ 田園調布の家(大川邸)
大正時代に建てられたモダンな白い住宅です。私個人的な趣味ですが、この園内の建物の中で、もし住む機会があれば住んでみたいと思った唯一の住宅でした。
あなたは、いかがでしょうか。
④ 子宝湯
昔の下町の風情を楽しむことができる「東ゾーン」にある東京の銭湯を代表する建物です。
なにか5、6歳のころ親に連れられていった近くの銭湯の風景を思い出しました。見る価値大きいです。
⑤ 路地
これも昔の下町の風情を楽しむことができる「東ゾーン」の一番東側の復元された商店と商店の間の狭い路地の風情がお勧めです。
あまりにも短い路地で何も説明パネルもないため誰も路地に入って散策する人はいませんでした。しかし、その風情が昭和。井戸もありました。是非見てください。
3.さいごに
妻も私も、子供時代に育った昭和のような昔を訪れるのが大好きです。
シンプルで決して豊かでない生活でしたが、落ち着くんですね。
東京小金井市の江戸東京たてもの園はそんな私たちに6時間のタイムトラベルをさせてくれた場所でした。
シニアの皆さんには特にお勧めですよ。