今日の記事は読売新聞を止めることになった理由の話です。
こんなことでも気になって読んでいただければ嬉しいです。
読売新聞との長い関係
結婚して所帯を持った時に、読売新聞の購読を始め、それから、41年間ズ~と続けていました。
その間、3回引っ越しをして新聞販売店は変わりましたが読売新聞から浮気はしませんでした。
最近の新聞離れの時代でも、わたしにとっては新聞が無い生活は考えられなく生活の一部です。
おばあちゃも新聞が大好きです
昨年10月の台風19号の水害を切っ掛けに被災したおばあちゃん(妻の母親)を迎え入れ一緒に生活を共にしています。
おばちゃんは毎日3時間くらいの時間をかけて、新聞を隅から隅まで読み漁ります。ですから、95歳なのに新しい知識が枯れることなく、驚かされます。
我が家に来てから先月までは我が家で購読している読売新聞をだまって、いつものように読んでいました。
読売新聞は「怖ろしいニュース」がいっぱい
しかし、お正月に配達された分厚い新聞をいつものように読んでいるときに、ふと、私に不満を漏らしました。
「読売新聞は世界中のいろいろなニュースがたくさん掲載されておもしろいんだが、「怖ろしいニュース」がいっぱいで、読んでいると辛く暗くなってしまう。だから、あまり好きではないんだよ」と。
「怖ろしい」というのは、大きな世界的なニュースで、米国や中国の経済戦争、中東の争い、テロや争いによる多くの人が亡くなること、環境問題で世界の気候が狂ってきている等。
人類が苦しめられたり、大きな心配の種を「恐ろしいニュース」と言っているようです。
このようなニュースは、一般の私たちにとって大きな関心事ですので、これらのニュースの占める割合が多くなるのは当たり前。そして新聞はこれらを伝えるのんが使命となっている訳です。だから私はそれらの記事の多い分かりやすい読売新聞をズ~と購読していたのです。
私にはおばあちゃんのような発想は今までに想像もできませんでした。
「地方紙」を読んでみた
私は、良く理解できませんでしたので、おばあちゃんが今まで何十年も読んでいた 「地方紙」を読んでみました。
たしかに共同通信社経由で入手した世界の同じような「怖ろしいニュース」や日本全国の政治経済そして大きな事件もありますが、特徴的なことは、地元や地域の記事の割合がダントツに多いことです。言い方が悪くてすいませんが、まるで雑誌のようで、緩いのです。
地元や地域に密着した身近な記事、季節の自然や行事に関するような記事、スポーツイベントなどの紙面が多く、たしかにおばあちゃんの言っている「恐ろしいニュース」は少なく平常心で読める?ようです。
いままで気が付きませんでしたが、私はいつのまにか「恐ろしいニュース」ばかり読む習慣に染まっていたのでしょう。
「恐ろしいニュース」より、「のんびり?とした記事」の新聞も良いのでは
もうリタイア生活になってだいぶたったのだから、もうすこしのんびり?した新聞を読んで「恐ろしいニュース」をあまり読まないっていうのも良いのでは、と考え、思い切って読売新聞から地方紙へ新年1月1日から変えた次第です。
おばあちゃんや妻はよろこんで地方紙を読んでいますが、私の本音を言うと、やっぱり、あと10年くらいは「刺激のある、怖ろしいニュース」が読める全国紙や日本経済新聞の方がいいのですがね。
年金生活では2紙を取るのは経済的にもったいないので、時どき図書館で読売新聞などを読むことになるのでしょうかね。そんなことを考えている今日この頃です。