一人で住んでいる妻の母親が台風19号の水害の被害を受けて、一週間以上が過ぎました。
今回の記事は、年老いた妻の母親との同居についての独り言です。
誰でも直面する問題ですので、参考になれば幸いです。
この一週間、妻も私も朝から夜までおばあちゃんの生活復興のために、頑張りました。いや、まだ頑張っています。(先は見えてきましたがまだ進行形です。)
そして私たちの生活復興活動?は次の大きな局面に入っています。
大きな局面とは、
今回の水害を切っ掛けに、我が家におばあちゃんを迎えて同居することです。
気丈に自立して頑張っていても、95歳のおばあちゃんです。
当然、水害の被害を受けた家を綺麗に直してもらい、1階のほとんど失った家財等を新たに買い直し、元と同じ生活に戻るつもりでいます。
本人は少しの間、我が家に避難していればすぐに帰れると思っているようです。
私は、今回の災害の後、おばあちゃんの家を改修したり綺麗に清掃したり、家財の買い直しなど大きな投資をして今まで通りに自立した生活を取り戻すのは、年齢的・精神的そして経済的に無理であるとすでに判断しました。
ここからが、難しい問題です。
おばあちゃんに、これからの生活をどのようにしたいのかを聞くと、
私の想像したとおり、家を直し、元と同じ生活に戻りたい。
それが無理だというなら、
今まで住んでいた家は壊して処分。土地は売却。
そして売った土地のお金と年金で有料介護施設へ入ることにする。
その施設で余生を過ごします。
葬式費用は生命保険で出るので、それを使ってもらいたい。
子供達に迷惑かけたくない・・・・・等々。
95歳のおばあちゃんの考えでした。
でも、これはおばあちゃんの娘である妻の夫への気兼ねです。
この気兼ねも理解して、妻と私は夜な夜な話し合い、ある程度の結論を出しました。
妻と私の出した結論は、
1.被災したおばあちゃんの家は当分の間、私たちが直せる範囲で修復し、清掃と消毒そして乾燥までは終わらす。室内の家財等は廃棄した状態の空室のままで置いておく。
2.おばあちゃんは我が家で同居。
我が家の一階の和室を空けて、おばあちゃん用の部屋とする。
3.妻の個室を確保。
妻とおばあちゃんが一緒にいる時間が多くなり妻のストレスが多くなると想像できるので、妻の逃げ場として2階の旧子供部屋を妻専用の個室とする。妻専用のTVも置く。
4.おばあちゃんにも家事仕事を分担する。
我が家に同居すると、おばあちゃんはやることが無くなり、生きがいが無くなってしまうので、庭、居間、お風呂などの掃除を担当してもらう。
5.おばあちゃんの台所での手伝いは無用。
台所での料理・後片付けは妻の拘りがあるため。
こんなことを決め、おばあちゃんに納得してもらうことにしました。
さいごに、
誰でも直面する老いに伴う生活方法について、何となく避けて誰も言い出さなかった問題です。
台風19号の水害での被災を切っ掛けに、正面から取り組むことになりました。
老いてからの同居の問題は、おばあちゃんにとっても、妻や私にとってもデリケートなことなので、様子をみながら、軟着陸させていきたいと考えているところです。
長生きのヒントを妻の母95歳を見て学ぶ