【斜陽店】近所から消えてしまったお店

近所をブラブラと散歩していたら、いくつかの近所のお店が無くなっていたり、違うお店に替わってしまっていたことに気が付きました。

案外、自分に直接影響が無いと、関心が無いために気がつかないものなんだなと改めて思いました。

私は関東地方の地方都市の旧市内と言われる中心部に近いところに住んでいます。地方に行くほど昔スタイルのお店ともまだ健在なこともあるのですが、私たちの地方都市はなんだか変化が目立ってきたようですね。

今日は近所から消えてしまった斜陽産業(店)についてシニアが思うことをシェアしたいと思います。なにか参考になれば幸いです。

1.レコード・CD店、ゲームソフト レンタル店

私の子供達が小学校時代から高校時代まで頻繁に通って、子供の溜まり場になっていたゲームソフトのレンタル店が有りました。彼らにとっては子供の社交場てきな思い出深いお店だったんでしょうね。

お店の形態は 「レコード店→CD店→ゲームソフト→レンタル専門店」と変わりましたが、いつなくなったのか知りませんが、いつの間にか無くなっていました。

おそらく、今ではこのお店で取り扱っていた商品すべて、amazonなどで利用料を払えばオンラインで安い費用で利用できるようになってしまっているのでしょうね。

個人のこのようなお店が無くなっても、今のネット社会はより便利になったともいえますが、ネットで借りて、ネットで個人だけでインドアで遊んでいるイメージがさらに強くなった気がしますね。

たしかに、お店を構えて固定費をかけて採算がとれる商売の需要はすでに無くなってしまっているんですね。

2.本屋

我が家はみんな本好きです。

日曜日には全員して本屋に行き、長い時間立ち読みをするのが30年ほど昔の我が家の生活パターンでした。(だから売れなくてつぶれてしまったのかな?)

我が家の生活エリア内には大型書店が4店ほどありましたが、あれよあれよといううちに現在は全国的に有名なTSU〇〇YAの1店だけになってしまいました。

活字離れが言われだいぶたちますが、本屋の数は住民のレベルの高さを推し量るバロメーターだと信じて疑いませんでした。

まさか本屋は無くなることはないだろうと思っていましが、あっという間に無くなっていますよね。

こちらは、本離れと、ネットによるデジタルブックの普及などで、こちらも本屋という形態では採算がとれなくなってしまったようですね。

正直なところ、本屋で本を触って、見て、気に入った本を買って、家で活字の本を読む生活の方がデジタルブックよりもずーと良いと思うのですが・・・。

そう思うこと自体、時代遅れなんですかね。

3.写真屋

写真屋というより写真館がありました。七五三の時などの家族の成長の節目に家族が正装して写真館でストロボをバッチャと焚いて撮りましたよね。

高価な写真を撮ってもらう時代から、フィルム写真を自分で撮るようになりました。写真屋さんはそれでもフィルムの現像と写真プリントで20年くらい前までは繁盛していましたよね。

その後のデジタル化の波でデジカメが普及しフィルムは消えました。アメリカのコダックが潰れたときにはさすがに世界中がデジタル化に向かっていることにショックを受けたものでしたね。

今ではスマホのカメラで、誰でもスナップ写真を撮りまくるようになり、写真の現像なんかはしないでスマホのデジタルデータを直接見たり、みんなでシェアしたりと、写真屋さんの存在価値があっというまに抹殺されてしまいました。

斜陽産業の没落の速度は凄い速さで驚かされるばかりですね。

4.個人のお店(八百屋、魚屋、酒屋)

私が32歳の時に家を建てた時には、歩いて行けるエリア周りには、雑貨屋、魚屋と八百屋が合わさったような店、酒屋、肉屋など、必要十分のお店があり大変お世話になりました。

35年ほどたった現在はこのような個人のお店は全て廃業状態になり、近くには広大な駐車場があるセブン△△ブンだけになってしまいました。

大型スーパマーケットや大型ドラッグストアー、そして、巨大なホームセンターや家具店が車で15分ぐらいの範囲に出来ていますので不便さは全くありません。

でもね、80歳まで、10年ちょっと、車の免許証を返納したら、たかが車で15分と言っても、そんなところまで買い物に行けなくなっちゃいますよね。

核家族で妻と私で生活するには、毎日近くのセブンイレブンの商品だけを頼りに生きなきゃいけないんですかね。悲劇ですよね。

5.銀行の支店

銀行窓口もインターネットバンキングの普及で、銀行の支店も閉店するところが地方でも出はじめています。先週も自宅エリアのメイン地元銀行の閉店案内が届きました。
アー、メイン銀行も、おまえもか! 銀行って絶対にすごいと思っていたのに!

6.まとめ

・永い間、個人消費を支えてきた「お店」は時代の流れによって斜陽店に、そして抹消されています。

・周りを見渡すと、どこの都市でも見かける大きな資本の大型店ばかり

・ますます勢いがづくのは、ネットを上手に味方につけているAmazon的な実店舗無しネットワーク。

・日本のお店も効率化とネットに翻弄される世界にますます突き進んでいくんでしょうネ。

・世の流れに翻弄されているのは個人店の経営者だけでなく、シニアの消費者も漂流民になりそうですね。

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こんにちは。 私は、孫たちから「なお父さん」と呼ばれている関東の地方都市住人です。 『なお父さんのblog65』:65歳からより豊かに生きるヒント (日々の楽しみ、お金、生活の知恵、親のケア、独り言、ブログ運営)を発信していきます。  それでは よろしくお願いします。