たいていの人は、健康で元気に長生きしたいと思うはずですね。
そのためには、正しい食生活と適度な運動が必要だ・・・・・・といろいろこの種のTV番組や雑誌やネット記事なであふれていますよね。でもほとんどが実体験を書いているわけでなく、なになに先生がこう言っているとか、まだ若い世代が書いているのがほとんどで、なにか教科書みたいでなんですよね。
これっと本当なんですかね。本当はどうなんですかねと疑問をもっています。
幸い身近なところに長生きしている人がいました。それは妻の母。95歳です。
夫に先立たれた後、一軒家に一人で住んで自活しています。妻が週に一度ぐらい様子見には行ってますが、市などの福祉介護支援などによるお掃除や調理などのサービスは全く受けておらず、いまでも何十年も前からと同じように自活して生活しています。
日頃の妻の母の生活を見て、そこには長生きのヒントが隠されていると感じました。
ではそのヒントとは。
1.やりたいことはすぐにやる。行きたいところにはすぐに行く。
良い意味で、かなり頑固な性格で、やりたいことはすぐやらないと気が済まない性格です。
そして、いつも他人の意見に惑わさせないで自分の考えで行動を決めています。
妻の母は食料品を買いに出かける時は、妻の車に同乗することが多くあります。しかし妻との時間が合わないと一人で1Km以上離れたスーパーマーケットまでとことこと歩いて出かけてしまいます。当然帰りは買った商品をかついで持って帰らなければならないのにです。
私たちは車生活なので負担に感じませんが、遠いスーパーマーケットへの買い出しは大きな負担のはずです。最近は足の弱さが目立ってきましが、特にそれを意識して足に負荷をかける散歩や用事をしていない割には足の筋力を維持しています。おそらく昔から足を使う習慣を無意識のうちに生活の一部にしているので、足の筋力を維持できているのだと思いますね。
2.頼らない生活
二階にあった古くなった小タンスを終活の一環として処分したいと話していました。私は今日は行けないのであとで二階から降ろして処分しますよと伝えました。
それから一週間ほどたった日に処分のために訪れたら、なんと庭先に古い小タンスは出してありました。
タンスの中身を出しても20Kg以上はあったはずです。90過ぎのおばあちゃんがどのように自力で降ろし、さらに外にだしたのでしょうか。
本人曰く、小さなカーペットをタンスと床の間に挟み、引っ張って移動したとの事。やる気があれば、頭を使えばできるものさとさ。
それにしてもかなり時間と頭と力を使ったんじゃないのでしょうか。おそらく、仕事を頼んでやってもらうより、頼らないで自分でやった方早いと思ったのはなんででしょうか。
なによりも自分でやってしまったということよりも、やろうというやる気を今も強くもっていることに驚かされてしまいますね。
3.食べ物は
よく長生きする人は肉を食べると聞きますよね。それは本当ですよ。すくなくとも妻よりも豚・牛・鶏肉が好きで頻繁に食べます。そして脂っぽいもの、マヨネーズが大好きなようですね。
消化は決して良いとは思いませんが、肉は何らかの長生き効果があるのでしょうね。
4.新聞を読む
午前中は掃除と新聞を読むこと日課としてます。それも午前中一杯?、きれいに隅々まで掃除し、じっくりと新聞を読む。
そしてすごいのは、地元の地方記事だけでなく政治経済についても知識豊富だということです。それから新聞に掲載されているクロスワードクイズがお気に入りです。
わたしは政治や経済の知識を多くもっているほうですが、義理の母といまだに政治や経済面の新聞記事についての話題を話し合えるのです。ということは、政治や経済について現在も興味があるわけですよね。興味を持ち続けること自体関心してしまいます。
あと30年ほどたった時、私はその時の政治や経済の話題で現役世代と話し合うことができるのか、自信がありませんね。
5.おしゃれを楽しむ
外出するときにはいつも服装のおしゃれに気を配っています。
おしゃれに気を配るのは女性の本性、それがいつまでもあるということは若い気持ちの証拠ですね。
6.「長生きのヒントを妻の母95歳を見て学ぶ」のポイント
妻の母は一人暮らしで自分の好みに合った暮らしをしています。順風満帆な人生なのかと思いきや、あの笑顔の裏には大変なご苦労もあったとも聞いています。いくつになっても身ぎれいにし、好奇心とやる気が大切。
いくつになってもいろんなことに興味を持ちときめく心は大事。そして、長生きする人は肉を食べるのが大好きというのは共通点です。
95歳の妻の母からは学ぶものがたくさんありますね。
追記:
妻の母は今年の2月に96歳になりました。この超高齢になって、この一年で大きなことが起こってしまいました。台風19号により一人で頑張っていた家が水害で住めなくなってしまいました。それに伴い、私達の家にやむを得ず疎開。そしてそのまま同居へ。
その後のいろいろをブログに書いています。読んでいただければ幸いです。
【台風19号水害】義理の母との同居を考える時が来た