いつものように一人で里山歩きに先週行ったときの話です。
●11時に山に入りました。
この頃は暗くなるのが早くなり、いくら遅く山に入っても16時には山から下りてこなければなりません。
2時間程歩き、頂上にある丸太ベンチで13時頃から30分くらいお昼休憩をして、その後稜線を2時間歩いた後下山すれば、暗くなる時間に間に合うと考えていました。
●この日に限って、
平日の頂上は閑散としているのが常なのですが、この日に限って、狭い頂上には7、8人の山歩き同好会らしきグループが場所を占めていました。
しかたなく、頂上でザックを降ろすことなく、そのまま、さらに2時間近く稜線を歩き、そのまま下山しようと計画を変える事にしました。
しかし、あまりの空腹に我慢できず、下山の直前、登山道の見晴らしの良い場所でザックを降ろし、地面に小さなシート(ごみ袋)を敷いて、そこに直接座って遅い昼食を取ることにしました。
●問題が起こったのは、この後でした。
立ち上がろうとしました が、
あれ・・・、あれ・・・立ち上がれない・・・ヤバイ・・・やってしまった・・・。
●私にとっての禁止事項
実は・・・、 私は地面や床に直接座ると、自力で立ち上がれないのです。
何時からなのか、その原因はなんでなのか、よく解らないのですが・・・・。
おそらく40歳前くらいからですかね? あの頃バイクでの交通事故や川遊びで滑り転倒して右背骨骨折等いろいろありましたからね・・・。
そのせい?で、地面や床に直接座ると、自力で立ち上がれなくなったのでしょうか。
必ず最低でも20cmくらいの段差が有るところに座るとか、それとも横に何か摑まれるものが有るとか。そういうことに注意して行動しないと自力で立ち上がれなくなるのです。
今日は、地べたに直接座り、横には摑まるものは有りませんでした。
他人からみると嘘みないな話ですが、本当に立ち上がれないのですから悲劇です。
爺さんが赤ちゃんみたいに、バタバタ、ゴソゴソ 芋虫みたいにもがいているのですよ・・・。信じられますか?
だれもこの登山道を通らなかったので、助けてもらうことも出来ませんでした。
●最終的には、
3mくらい離れた所に立っていた杉の木の根元まで転がって行って、太い根っこを掴んでなんとか起き上がることができました。
いままで、一人で山歩きやスキー等に数多く行っていますが、こんな経験は初めてでした。
お腹が減りすぎていて、こんな重大な私にとっての禁止事項を忘れてしまっていたようです。
もし、そのまま立ち上がれずに1時間もそこに居ることになっていたら、山は暗くなってしたでしょう。
考えただけでもゾッとしますね。
●家に帰って
家に帰って、直ぐに、山歩きに持って行ける折りたたみ式の軽量椅子をネットを使って調べまくりました。
出来るだけザックの重さを軽くしたので、余計なものは持って行きたくないと思っていましたが、背に腹は代えられません。
リスク回避のために、地面に直接座ることが無い様に折りたたみ式の軽量椅子を注文したのでした。
今日も訪問していただきありがとうございました。
【日本100低山 古賀志山】3年振りに古賀志山へ一人山歩きに行ってショックだったという話です