高齢ドライバーによる事故のニュースを見ない週はないですよね。
ほんとうに高齢者の交通事故は多いですよね。
犠牲になった人だけでなく、起こした高齢者のことを思うと、胸が詰まるような思いがします。
事故を起こしたドライバーに対しては、甘いと言われてしまうでしょうが、同じシニアの身なので、他人事ではないようでつい同情してしまいます。
事故の総件数そのもので言えば、若年層の方が多いということは間違いないのですけどね。
それでも、高齢者というくくりの報道が目に付き、やっぱりねとなるのでしょうか。
そのためか、いつまで、自分で自家用車を運転して、自由にいろいろな場所に行けるのかと、考え込んでしまいます。
今日の記事は 高齢者ドライバーの不安と望みについての切実な話です。
1.運転免許証を返納したら、生きていけない
年齢を重ねていくと、車の運転に不安を感じる人が多くなっていきますよね。
そして、ある時期になり、運転免許証の自主返納をすることになります。
または、運転免許証の更新手続きができなくなったり、意識的にしなかったり、そして最終的にはだれでも車の運転ができなくなってしまいます。
寂しいですね。
でもね、都会ならばいざ知らず、地方に住んでいる住人(老人が独立して住んでいる場合)は車と生活が一体になっていて、車の無い生活は考えられません。 私もこのタイプですね。
スーパーに買い物に行くのにも車が必要です。
重い荷物を持って、歩いて帰るのは大変な苦労です。
病院に行くのも、そもそも体が悪いんですから歩いてなんか行けません。
自分で運転できなくなると、本当に困るのです。死活問題になります。
公共交通機関網が貧弱、タクシーを頻繁に使える程のお金は無い、それ相応に体力は衰える。
先のことを考えると、本当に暗くなってしまいます。
読売新聞記事から引用
・75歳~79歳は自動車を運転する割合は45.7%。
・やっぱり、老人でも運転免許証は必要なんですよ。
2.高齢者は運転免許証の更新に関門がある
高齢者になると運転免許証の更新が一気に厳しくなることをご存知ですか。
70歳以上の方の運転免許更新手続きには高齢者講習が必要。
運転免許証の更新期間満了の日の年齢が70歳以上の方が運転免許の更新を希望する場合は、「高齢者講習・シニア運転者講習・チャレンジ講習+特定任意運転者講習(簡易講習)」のいずれかの講習を受講しなければ運転免許の更新が出来ないのですよ。
これらの講習は、加齢に伴って認知症や身体機能の低下が自動車等の運転に影響を及ぼす可能性があるため、それらを高齢者の方に理解してもらうために行われるのですね。
そして、さらに、
75歳以上の方は更新手続き前に講習予備検査(認知機能検査)を受けなければならなくなっているのですよ。
国としては、いろいろと高齢者による事故を防ぐために知恵をだしているのですね。
さらに、高齢化は限定運転免許にして、自動ブレーキなどの安全装置の車だけ運転できる等、乗れる車の種類の制限をかけようとする動きも出ているとか。
70歳以上になると、免許証の更新のためのストレスや費用は大きなものになってきます。
3.それでも、85歳までは自分で運転したい
自分の家で自活して生活出来るうちは自分で運転できないと、ここでは生きていけない。それは85歳までは絶対だろうな・・・。なんて妻とよく話しています。
そのために、我が家の車は自動ブレーキを装備している車に乗り換え、少しでも事故のリスク回避に積極的に取り組むことを早い時期から始めました。
そして先日は、お互いに運転能力を監視し合いながら、事故なく安全に、自力で老後生活が送くれればいいね。なんて話もしたところです。
今日も訪問していただきありがとうございました。