わたしのような定年退職者は、生活費の足しにしようと職探しをすることが意外と多いですよね。(わたしだけですかね?)
わたしの場合、なぜか履歴書を書いても面接まで進まないことがほとんどでした。
しかしあることに気が付いて、そのポイントに注意して履歴書を書くようにしたら急に採用されるようになったのでした。
今回わたしと同じように悩んでいるシニアのためにそのポイントをお話しします。
1.今この記事を読んでいる方へ
辛いでしょうが、65歳過ぎの職探しの難しさに驚くでしょう。
自分では現役時代と能力的にも体力的にも変わっていないと思っているでしょう。
それに加えて、つい最近まで現役で若い人たちを指導したり指揮し第一線で仕事をしていたからアルバイトレベルの仕事はすぐに採用されると思っているでしょう。
たしかにハローワークなどで高齢者に紹介してくれる仕事は真面目に健康に勤められる人なら出来る仕事ばかりです(当然給料はものすごく安いです。)。
それなのに、私の場合は、実際には紹介された仕事先に履歴書を提出すると書類審査だけで断られることが続きました。
あーーーーーなぜでしょうか?
2.雇い主が高齢者に期待している仕事
● 短期の労働を真面目に事故怪我なく働いてもらいたい。
● 職場の他のメンバーと協調して働いてもらいたい。
● 職場の長の指示に従順に従って働いてもらいたい。
ということだけですから、あまりりっぱな職歴や個性が強く出ている人は使いにくく感じられて採用されにくく断られ易いということになるようです。
3.履歴書の特に職歴の書き方
ここが最も重要なポイントです。
現役時代に高いポジションについていた人はその肩書をアッピールしたくなりますが、履歴書の職歴の欄に具体的な役職は直接書かない方が良いでしょう。
それより、長い間まじめに勤めたことがさらりと分かるように示したほうが良い結果がでます。
悪い例:
昭和50年4月 〇〇株式会社入社
平成14年10月 営業部 部長
平成20年4月 △△本部 本部長
平成28月3月 〇〇株式会社 退社
良い例:
昭和50年4月 〇〇株式会社入社
平成28年3月 〇〇株式会社 退社
私は○○株式会社で40年にわたり勤め・・・・・
現役時代の転職なら能力があることや実績をアッピールするのが履歴書の書き方ですが
定年退職後のアルバイト探しのための履歴書作成だから、おのずとそのスタンスが違うわけです。
あなたが逆の立場だったら、自分より高学歴、高ポジション(俗に言う、偉い人)の人を雇いますか? というわけです。
そのほか参考になりそうな一般的なことも書いておきましょう。
4.免許、資格の書き方
これからの仕事と関係のない免許や資格を書くのはOKです。
しかし、低いレベルのものはやめた方がよいでしょう。
例:簿記4級、書道8級 など。3級以下は書かない方が良いでしょう。
5.通勤距離と方法
通勤距離が長く、1時間より長い通勤時間がかかる職場への高齢者の応募はまず採用は難しくなるでしょう。
6.趣味、特技の書き方
具体的に書いても良いでしょう。面接の時の呼び水になるでしょう。
7.まとめ
職探しのスタンスを、高齢者の仕事探しなのだと自覚して履歴書を書くようにしたら、すぐに採用が決まりました。
現役者の職探しと同じスタンスで職探しをしていた時は連続6回不採用だったのに、一転して、その後2箇所に提出した履歴書は両方とも無事採用となったわけです。
現在その片方で働いています。