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毎日が日曜日になって1年が過ぎた
定年退職の後、アルバイトの職を得て何年か勤めていましたが、その職も勤務年数満了となり、毎日が日曜日の完全リタイア生活に入りました。
それから、ちょうど1年が過ぎました。
自由な生活と引き換えに孤独がやってくる
別のアルバイトを見つける選択肢はあったのでしょうが、年金生活に入る決断をし、現役時代には夢だった毎日が日曜日の生活に入った訳です。お金の面では多少不安はありますが、本当に自由でノーストレスの生活に入ることになったのでした。
ところが、その一方では世間との繋がりは希薄になってしまいました。他人と会話をすることがなくなります。電話は減り、郵便物も減り、メールは宣伝メールなど邪魔なメールばかりになります。
ある時、自分が一人で誰とも話をしていないことに気がつきます。
他人に煩わされることが全くといいほど無くなります。これって嬉しいことではあるのですが、言い換えれが、他人から必要とされる存在ではなくなったということですよね。これは、「孤独」な生活へまっしぐらに向かって行くことになるのです。
あなたはそんな老人にならないようにもがいていますか?諦めていますか?
私の1年はあっという間の1年でした。頭の中では、将来的には完全に「孤独」な生活になるであろうから耐えられるように準備期間と思っていたのですが、何となく9月まで過ぎ、10月には台風19号の被災でその後片付け、その途中で体を負傷し、ろくに歩けなくなり、リハビリに多くの時間を費やし、あっと言う間に1年経過という状態でした。
それでも、毎日が日曜日の生活は「孤独」につきまとわれていることを感じていました。
朝起きてその日のやるべき事が決まっていないと、一日をダラダラ過ごします。余計に暇になると、すかさず「孤独」がススーっとすり寄ってきます。ところが、予定表に予定が埋まっていれば「孤独」は近寄ってこないのです。
暇で一人で過ごす日々が続くと人恋しさが生まれ、会話が生まれそうな場所を探し出し、共通の話題で集まる団体や勉強会、そしてカルチャースクール等に顔を出し始めました。会話の力は「孤独」の存在すら忘れさせてくれるのです。
孤独から逃れる方法は
やる気が萎えなければ、孤独から逃れるのは簡単です。
(こんなイメージですかね。)

①予定表を作り目一杯に埋めましょう
自分の趣味や勉強や運動、行って楽しい事、熱中できる事で 予定表を作って埋めてみましょう。
毎日が日曜の生活は、自分で忙しくする生活リズムを作れないと「孤独」に襲われてしまいます。何をやったら楽しくなるかがわからない老人に「孤独」がすり寄ってきます。

②会話の生まれる場所に顔を出しましょう
お一人様が好きな人でも基本的に人間はソーシャルアニマルです。グループの中で安心、安全を感じやすい。長生きをすればするほど社会的な活動をしていないと自然にひとりぼっちの生活になります。そこに集う人達と共通の目的あり会話の生まれる場所、趣味、勉強、遊び、なんでもOKです。
③体が健康であることが楽しいことの基本です。
体が健康でないと、何をやっても楽しく無くなります。かならず、健康を維持するための 運動、スポーツは予定表に入れましょう。萎えなければ、がんばれるのです。
自分で興味のあるもので忙しくしているだけじゃないかと言われそうですが、忙しい人には「孤独」は近づいてこないのです。これがポイントです。
それでも「孤独」はやってくる
もし、あなたが60歳代70歳代で、沢山の知人や友人がいたとしても20年後、それとも人によってはさらにもっと先の将来、自分も知人もそして友人の状況も大きく変わっていくでしょう。健康な体が、いつしか自分の足で歩くことが困難になり、動けなくなり、寝たきり状態になってしまうでしょう。でも、その時には「孤独」なんていう感覚は無くなってやすらかな超高齢者になっているでしょう。
その状態になるタイミングをできるだけ遅らせることが大切で、「孤独」を感じるのはその時まで後送りでよいのではないでしょうか。
今日も読んでいただきましてありがとうございます。