この記事は車の任意保険の車両保険に入るべきか、そして車両保険には一般車両保険とエコノミー型車両保険がありますが、その選択の判断についての考えを書いています。
参考になれば幸いです。
私は愛車はインプレッサスポーツを新車で購入し2年3か月目になります。
そして、任意保険は相手への賠償:対人・対物、自分・搭乗者などの補償:人身傷害、自分の自動車の補償:エコノミー型車両保険に入っています。
残念ながら、10日ほど前に事故をやってしまいました!
愛車の左側後部ドア下部をブロック塀の基礎で引っ掻いてしまいました。
こんな事故は運転免許をとって約50年、初めてです。
狭い脇道で、対向車が突っ込んできたので避けようとして避けきれずにブロック塀の基礎に擦ってしまったわけです。
エコノミー型車両保険のために、自損事故なので、自分の車の修理費は全額自腹です。
相手の車との衝突なら全額保険で修理できたわけですが、結果として自損事故になってしまったため、車の修理は自腹となってしまいました。
なにかやりきれませんよね。
1.車両保険に入るかの判断基準
自分の車に車両保険が必要か否かの判断はどのようにすればよいのでしょうか。
とはいっても、個人の経済状態や考え方などで一律の判断基準なんてものはありませんよね。
一例ですが私の場合を紹介します。参考にしてみてください。
私が検討したときに考えた基本項目は、3つです。
①車の時価額が高いか?=新車で買ってから7年以内か。
②万が一、車が破損したときに修理費を貯蓄から払えるか。
③車の使用頻度。
① 車の時価額
車両保険で支払われる保険金額は契約時の車の時価相当額によって決められています。
ですから、古い車ほど、車の時価相当額が下がってしまいますので、車両保険を使う段になっても支払われる保険金が十分でないことが多くなりますよ。
私の判断は新車から5年くらいまでは車両保険に入っておくべきだと思います。そして7年くらいまでは、できれば車両保険に入っておいたほうが良いと考えています。
② 車の修理費を貯蓄から払えるか。
保険会社の愛車価格相当額の査定は270万円でした。
車のローンが無く、高額な修理費用や再購入費用に対して貯蓄で問題なく支払うことができるのならば、車両保険は付ける必要は無いと思っていました。
しかし、年金生活の身ですので、万が一の時に270万円を一度に消費するのは厳しいと考え、車両保険に頼ることにました。
③ 車の使用頻度
私の住んでいるところは北関東の地方都市です。
車を必需品で毎日使わない日はありません。公共交通機関などの代替交通手段が使いにくいという場合は車両保険の必要性が高まります。万が一の時にお金が足りず、いつまでも車がつかえない状況が続くのは相当の不便を強いられるからですね。
車が必需品となっている人は車両保険の加入を考えたほうがよいと思います。
④ その他のリスク回避
幸いにして私の場合はありませんが、自動車をローンで購入し、まだ多額のローン残高が残っている人は車両保険に加入しておくべきだと思います。
仮に車が全損し再購入が必要になった場合に、車両保険に加入していなかった場合は、元の車のローンの返済に加えて新しい車の購入費用も支払う必要が生じます。たとえ、新しい車を購入断念した場合でも、車が廃車になったのにローンだけ変わらず支払い続けるという状況になります。かなり厳しい状況になってしまいますよね。
2.車両保険を安くするには「エコノミー型」
車両保険には「一般型」と「エコノミー型」の2つのタイプがあります。
「エコノミー型」にすることで補償範囲は狭くなりますが保険料は「一般型」と比べて安く抑えることができます。
ただし、「エコノミー型」にすると自損事故や当て逃げなどで補償を受けることができないので、それらのリスクにも対応したいという場合は「一般型」を選択した方がよいと思います。
この記事の初めのところで書きましたが、私は「エコノミー型」の車両保険に加入する判断をして自損事故の修理代約8万円を自腹で出費してしまいまいた。
でも、私にとっては想像外ではありませんでした。
私の場合ですが、車両保険は基本的に自動車と自動車の事故による高額(50万円以上)の修理費の場合を想定して加入しています。
自損事故の修理金額は10万円以内の場合がほとんどで、この場合は自腹を覚悟していました。
私の性格では自損事故も保険が出るとなると、おそらく運転がラフになり、そのうちに大きな事故を起こしてしまうようになってしまうのではないかと恐れています。
すなわち、安全運転により注意を払うように、ある意味自分で科した罰金だと考え、エコノミー型車両保険に加入しているわけです。